浅葱色の魁

桝屋を手入れし、店主を拷問



京を焼き、混乱に乗じて
天子を連れ去る計画を吐いた



「桝屋を捕縛した事が、そろそろ知れた頃
今夜、会合が開かれるかと」



「よし!何としても、計画を阻止する!」



「狙いは、2つ…組を分けましょう」


「この人手がねぇ時に… クソッ」


「こちらに、沖田 藤堂 永倉を
あとは、5名ほどあればいい」


近藤が、池田屋への人選をした




「僕は、屯所に待機します
病み上がり組を残して貰えれば」



「んじゃ、残りは全員俺が連れて行く」




武具の点検、装備品の確認




「総司、支度出来た?」


「平助君?どうぞ」


「総司…」


沖田の部屋に入ると平助が
額に手を当てた


「やっぱり…」


沖田は、熱があった


「こんな時に…情けないですよねぇ~」


「でも、行くんだろ?」


「もちろん!!僕の、この命は
近藤さんの為にあるんですから!」


「俺も、この命は新選組の為にあると
新選組に捧げるつもりだ!」


「平助君!へへっ」


「???何、笑ってんの?」


「だってぇ~こういう時ってさ
だいたい僕達が活躍するでしょ!?
土方さんには悪いけど
本命は、池田屋だと思うんだ!」


「俺も… だから総司が心配だったんだけど
大丈夫そうだな!」


「もう!平助君ったら!
僕、年上なんだから!!!」


「知ってる」


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