ミエナイモノ
透明のコップ
「おらぁ!」



ボフッ



私、平田 りな(ヒラタ リナ)は親友の横井 風(ヨコイ フウ)に枕を投げた。



すると、風も私めがけて思いっきり枕を投げてきた。



何が起こっているのかというと、現在私の家で風とお泊まり会をしているのだ。



そして、お泊まり会といえば枕投げでしょ、ということで今に至る。



枕が結構重くてあたると少し痛い。



それでもなぜか本気で投げる。



風の顔を見ると目がガチすぎて、ぷっと吹き出してしまった。



「え、りななんで笑うの?!」



「だ、だって目がっ…笑」



ツボにハマってしまいお腹をかかえて笑う。それにつられて風も笑い始め、高1だというのに小学生のように大笑いした。

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