ミエナイモノ










「りな、昨日何があったか話してくれる?」



「俺も、ちゃんと聞きたい。」



私と風と優人は、お弁当をもって中庭にいた。



「うん。」



私はうなずいて、正直に、すべて2人に話す。

















2人は何も言わず、真剣に聞いてくれた。



「こんな話、作り話だって言うかもしれないけど…」



すこしうつむいた。



「そんな、疑うわけない!」



風が即答してくれた。



「俺も、疑わないよ。それ、警察に言ったほうがいいんじゃないか?イタズラか何かだとしても、度が過ぎてる。」

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