ミエナイモノ


「そーいえば、お前、最近イメチェンしたけどさ…」




ぐっと髪の毛を引っ張られ、無理やら顔を合わせられる。




「ほんと、きっもちわるい。全然似合ってないから!」



「はははは!それわかるー!」



「キモさが増したよね~」



3人がそれぞれ私に言葉をなげかけた。



私は酷く傷つき、涙が出た。



「え、何こいつ泣いてるんですけど~!」



思いっきり突き飛ばされ、バタッと汚いトイレの床に倒れた。



「あ、そういえばうち今日塾があるー」



桜が言う。



「えー、まじかぁー。じゃ、帰ろ~」



綾乃が言い、みどりもそれに賛成している。

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