糸と本。
拓磨は、今まで見たことない真剣な顔しかもらしくない。

「いやだ、別れない」

と答えたが、私が慌てふためいてカバンを持って駅に走って向かった。

拓磨は追いかけずに見守っていた。

本当は、少し無理にちょっとドラマでよく追いかけるようなシーンを期待してた自分もいたけど

現実はそうではなかった。

彼なりの優しさなんだと思う。
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