執着系上司の初恋
美魔女の休日 後半
木曜 8:45
私が出勤した時には、もう加藤さんが出勤し、コーヒーを人数分入れていた。
そんな、お茶汲みみたいなことしなくていいのに、、、。でも、出勤してすぐに温かいコーヒーが飲めるのは嬉しい。コーヒーを受け取りお礼を言うと、何だか昨日より表情の柔らかくなった加藤さんが「自分が飲みたかっただけですから。」なんて、加藤さんらしい事を言う。
そして、宮本君にはコーヒー二つ。不思議に思っていると、宮本君が、コーヒの一つを冴木君に渡していた。
なんで?と思いかけて、冴木君の普段の塩対応を思い出した。
冴木君、宮本君を睨みつけていて、宮本君がうろたえている。冴木君、いつも宮本君可愛がってるのにどうしたのかしら?と様子を伺っていたら、冴木君が拗ねたような視線を加藤さんに向けていた。
(うっそー!冴木君、その顔はまずいでしょ。色々ダダ漏れよ。)
あ、山城くんも気づいてこっち見てる。とりあえず、了承の意味で小さくうなづく。
そういえばと、前の席にいる文子ちゃん(派遣仲間の佐々木さん)を見ると、、、、両手で興奮し赤面した顔を隠してる。。文子ちゃん、顔、隠しきれてないよ。お目、キラキラだよ。冴木君のこと見たいのね。そっか、そっか。
宮本君は、、、しょげてる。睨まれたもんね。かわいそうに。
ちょっと、今週何があったのかしら?後で、情報取集よ。
同日 11:50
加藤さんがちょっと恥ずかしそうに文子ちゃんと私をランチに誘ってきた。
うふふ、かわいいわねぇ。情報収集したかったけど、かわいいお誘いは断れないわ。
文子ちゃんと、どこに行く?なんて話していると、後ろから冷気が。
振り返ると、さっきまで無心で仕事をしていた冴木君がジトッとこちらを見めてる。
やめて。
その下手に整った顔で睨まれると、流石の私も寒気がする。
どうやら、情報収集するまでも無く確定ね。羨ましいんだろうけど、ついてこないでね。女子には女子の話があるの。
金曜 14:25
加藤さんが受け持つ事になった契約案件の契約書や議事録などを引っ張り出して読んでいて、分からないところは山城君に確認してる。
冴木君、スマホで取引先と話してるんだよね?しっかり受け答えしてるから大丈夫だと思うけど、視線、視線。あからさま。山城くんやりづらそう。。。
山城くん宛の電話を文子ちゃんが取り次いでいると、加藤さんがさっき山城くんと話してた取引先の契約のファイルを探しにキャビネットへ。
あの取引先今は、契約ないから上のほうにしまっちゃった。と思い出し、席を立ち上がりかけると、電話中の冴木くんの声が近づいてくる。
え?と思い、冴木君を見ると、片手はスマホを耳に当て、高い身長に見合った長い腕で、加藤さんの後ろから悠々と一番上の棚のファイルを取り出し、渡していた。。こちらからは、冴木君の顔見えないけど加藤さん振り返って目を見開いている。そりゃそうだ。
電話中だからと、口パクで(ありがとうございます)と加藤さんが言ってるのが分かる。
冴木君はさっと振り返り、口元を手で隠しながら、視線を斜め下に向けこちらに戻ってきた。その目元は思った通りに赤い。
なに、冴木君?あなたキャラ崩壊しちゃってるの気が付いてる?
と、つらつらと主人に私が見た面白すぎる冴木君の変貌を伝える。
「あははっ。いやあ、僕も見たかったな。
冴木は加藤さんを捕まえられるかな?」
どうかしら?私とあなたの様になるかしら?
読者の方の質問に答える川上部長
どうして名字が違うかって?
彼女が人事部長の嫁って、分かったらつまらないだろう?
いつかは分かるだろうけど、今はまだその時じゃないんだ。
どうして、同じ会社にいるのかって?
野暮だなあ。お姫様と出来るだけ一緒にいたいからに決まってるだろう?
僕は欲望に忠実なんだ。
私が出勤した時には、もう加藤さんが出勤し、コーヒーを人数分入れていた。
そんな、お茶汲みみたいなことしなくていいのに、、、。でも、出勤してすぐに温かいコーヒーが飲めるのは嬉しい。コーヒーを受け取りお礼を言うと、何だか昨日より表情の柔らかくなった加藤さんが「自分が飲みたかっただけですから。」なんて、加藤さんらしい事を言う。
そして、宮本君にはコーヒー二つ。不思議に思っていると、宮本君が、コーヒの一つを冴木君に渡していた。
なんで?と思いかけて、冴木君の普段の塩対応を思い出した。
冴木君、宮本君を睨みつけていて、宮本君がうろたえている。冴木君、いつも宮本君可愛がってるのにどうしたのかしら?と様子を伺っていたら、冴木君が拗ねたような視線を加藤さんに向けていた。
(うっそー!冴木君、その顔はまずいでしょ。色々ダダ漏れよ。)
あ、山城くんも気づいてこっち見てる。とりあえず、了承の意味で小さくうなづく。
そういえばと、前の席にいる文子ちゃん(派遣仲間の佐々木さん)を見ると、、、、両手で興奮し赤面した顔を隠してる。。文子ちゃん、顔、隠しきれてないよ。お目、キラキラだよ。冴木君のこと見たいのね。そっか、そっか。
宮本君は、、、しょげてる。睨まれたもんね。かわいそうに。
ちょっと、今週何があったのかしら?後で、情報取集よ。
同日 11:50
加藤さんがちょっと恥ずかしそうに文子ちゃんと私をランチに誘ってきた。
うふふ、かわいいわねぇ。情報収集したかったけど、かわいいお誘いは断れないわ。
文子ちゃんと、どこに行く?なんて話していると、後ろから冷気が。
振り返ると、さっきまで無心で仕事をしていた冴木君がジトッとこちらを見めてる。
やめて。
その下手に整った顔で睨まれると、流石の私も寒気がする。
どうやら、情報収集するまでも無く確定ね。羨ましいんだろうけど、ついてこないでね。女子には女子の話があるの。
金曜 14:25
加藤さんが受け持つ事になった契約案件の契約書や議事録などを引っ張り出して読んでいて、分からないところは山城君に確認してる。
冴木君、スマホで取引先と話してるんだよね?しっかり受け答えしてるから大丈夫だと思うけど、視線、視線。あからさま。山城くんやりづらそう。。。
山城くん宛の電話を文子ちゃんが取り次いでいると、加藤さんがさっき山城くんと話してた取引先の契約のファイルを探しにキャビネットへ。
あの取引先今は、契約ないから上のほうにしまっちゃった。と思い出し、席を立ち上がりかけると、電話中の冴木くんの声が近づいてくる。
え?と思い、冴木君を見ると、片手はスマホを耳に当て、高い身長に見合った長い腕で、加藤さんの後ろから悠々と一番上の棚のファイルを取り出し、渡していた。。こちらからは、冴木君の顔見えないけど加藤さん振り返って目を見開いている。そりゃそうだ。
電話中だからと、口パクで(ありがとうございます)と加藤さんが言ってるのが分かる。
冴木君はさっと振り返り、口元を手で隠しながら、視線を斜め下に向けこちらに戻ってきた。その目元は思った通りに赤い。
なに、冴木君?あなたキャラ崩壊しちゃってるの気が付いてる?
と、つらつらと主人に私が見た面白すぎる冴木君の変貌を伝える。
「あははっ。いやあ、僕も見たかったな。
冴木は加藤さんを捕まえられるかな?」
どうかしら?私とあなたの様になるかしら?
読者の方の質問に答える川上部長
どうして名字が違うかって?
彼女が人事部長の嫁って、分かったらつまらないだろう?
いつかは分かるだろうけど、今はまだその時じゃないんだ。
どうして、同じ会社にいるのかって?
野暮だなあ。お姫様と出来るだけ一緒にいたいからに決まってるだろう?
僕は欲望に忠実なんだ。