執着系上司の初恋
甘い夜
冴木課長視点
彼女をソファから抱き上げ、ベッドに寝かせる。彼女の身体を跨ぎ、上から彼女を見下ろしているというだけで、先ほどから甘いキスで感じた興奮よりも強い興奮を感じ、自分のモノがさらに痛いくらい張り詰め、トランクスの中が窮屈だと自分のモノが訴える。
興奮したとき、身体が酸素を欲しがるのだと冷静な俺は気がつく。
酸素が足りなくて、大きく空気を吸うから過呼吸になるような感覚。
胸筋が大きく上下し、肺の下の横隔膜が大きく上下するのを感じる。
自分の身体の事なのに、彼女といると未知の感覚ばかりだ。
俺はいつもなら、もっとスマートに物事を進める事が出来るはずなのに、戸惑う彼女を求めるのを止められない。
もう、許してくれないか。
愚かな俺を笑ってくれたらいい。
もう、彼女が好きすぎておかしいんだ。
一緒にいて楽しいのに、同時に苦しくて仕方ない。
幸せと苦しみが交互にやってきて、もうくたくたで、ぼろぼろなんだ。
それでも、君を諦めたくない、君に誰よりも近く、となりにいて欲しい。
俺はいつからこんなに弱くなったんだ。
好きすぎる事が、君を失う事が、怖くて仕方がない。
俺はこれからどうしたら、彼女を俺一人のものにできるのか、誰か教えて欲しい。
彼女の手首を持ち上げ、内側を舐め上げ、肌の甘さを味わう様に軽いキスをして、肌の柔らかさを甘噛みしながら感じる。もう、食べてしまいたい、、そんな気持ちでパクリと口に含むと
「課長ダメです。こんな事絶対後悔します。」
と、真っ赤な顔をした彼女に言われた。
ぐさりと、鋭利な刃物で心臓を突き刺された激しい痛み。
「はぁっ。」
声にならない苦しい息。
彼女は俺に抱かれる事は、『絶対、後悔する』事なんだ。
彼女のその一言で、鼻の奥がツーンとし、涙腺が刺激され目頭が熱くなるなんて、一体、どんだけ俺はぶっ壊れてるんだ。
「、、、だから、酔っ払ってることにしろ」
苦しく、胸が潰れそうになりながら言った。
俺のこの好きだという気持ちでさえ、彼女には迷惑なのか。
俺に彼女を諦めろって言うのか。
振られた事など、迷惑だと拒絶された事などない自分は、拒絶されたこの自分の気持ちをどうしていいか分からない。
彼女の顔を覗き込む。
やっぱり好きだ。
こんなに好きなのに、華は、、俺を受け入れてくれないのか。
絶望的な気分で、彼女を見つめていると、
彼女の腕が俺の頭を優しく包み、胸元に抱きしめた。
カッと顔が赤くなるのが分かった。
感じるのは、自分の顔の熱さと、彼女の温度と柔らかさ。そして、彼女のすごく早い鼓動。
彼女の腕のやわらかな戒めと、早い鼓動は、俺を拒絶しているわけじゃないと思わせてくれた。
いや、違うのかもしれない。情けない男に同情したのかも。
でも、もうどうでも良かった。
彼女の優しさに今はつけこみたかった。
君の身体を撫でる様に手を滑らせ胸元から腰の曲線を辿る。
スカートの裾を捲り上げ膝から太ももまで優しく掴みながら撫で上げる。
顔を彼女の首元にすり寄せ、彼女のフローラルの香りが呼吸するたび自分の身体に染み込むようで、更なる興奮を呼び起こす。
君の香りを初めて感じた時から、ずっとこうしてみたかった。
でも、このまま身体中に君の香りを染み込ませたら興奮のあまり、獣のように荒れ狂って君をめちゃくちゃにしてしまいそう。
俺は、君を壊したいんじゃない。
甘やかに溶かして、この腕から出ていけない様に蕩けさせてしまいたいんだ。
だから、意識的に君の匂いをこれ以上吸い込まないように、抑えた呼吸を繰り返すと、体の中で心臓の音が大きく鳴り響き、顔をしかめるほど息が苦しい。
まだ、これからなのに、こめかみから汗が噴き出し、彼女に汗が落ちる前に腕で拭う。
彼女を早く同じ熱さにしたくて、さらに手を太ももから足の付け根まで触ろうとした時、ガーターの存在に気づく。
さわさわと手で確認すると今日はベルトはしていない様だった。
少し残念に思いながら、スカートを下着が見えるぐらい捲り上げると、
黒のストッキングを縁取る白いレースが彼女の白い太ももをくるりと覆っていて、スカートから彼女の白レースの下着が見えた。
エロ過ぎる。
彼女の紺色ニットのワンピースが、胸の膨らみを陰影で伝え、俺がめくりあげた場所には、少し金の刺繍が入ったレースのショーツ。少し張り付いて見える様に見えるのは錯覚か、願望か。
そして、太ももを彩るショーツとお揃いのレースがついたガーターは、黒のストッキングとのコントラストが余計に艶かしい。
もう、自分の獣の本能を抑えたいのに、なんて事してくれるんだ。
優しくしたいのにと自分の手酷く襲いかかりたい衝動を抑えていると、
スカートの裾を直しながら
「あの、違うんです。これはまた貰い物でして。。あ、そうじゃなくて、やっぱり私を抱くんですか?」
顔を赤くしながら、小さな声で聞く。
今更だ。
こうなったのには君の優しさも原因だと思いたい。
「もう何も言わず、感じてろ」
そう、もう俺は辞めないよ。
彼女のワンピースをさっと抜き取り、ディープキスを繰り返しながらブラジャーを剥いでいく。
現れたのは、白くて柔らかそうなお椀型の胸。その先は薄いピンクの乳首が触って欲しそうに上を向いている。
彼女の胸を乳首ごとはむはむと大きく甘噛みし、べろりと乳首を舐めあげたら
「っ!!」
息を止め、唇をぐっと閉じる彼女。
早く、艶かしい彼女の声が聞きたい。
白いレースのショーツ脇から指を入れると、グチっと音がした。
彼女が感じている証拠。
彼女を見ると、顔を真っ赤にし怒られるのを待っている子供の様な顔。
感じてくれて、俺は嬉しいのにと彼女の蜜のついた指を自分の口元へ持っていきべろりと味わう。
ああ、とても甘い。
彼女は泣きそうになった。
ごめんな。これからもっと色々するんだけど。
身体中に甘噛みとキスを繰り返しながら、白のレースのショーツを手早く抜き取り、大きく足を開かせる。
閉じようとする太ももにもパクリと甘噛みをし、指は彼女の茂みをかき分け、出てきたかわいい突起を彼女から出てきた蜜を纏わせくるりくるりと可愛がる。
「あぁん、はぁっ、、」
彼女の可愛い声。でも、もっと艶かしい声が聞きたい。
ぐちぐちと音を立てつつ指を三本ほど彼女の中に抜き差し、かき混ぜながら、すぐ上の突起がパンパンに膨らみ充血しているのをしつこいぐらい舐めて、優しく舌で転がして、時折ジュッと吸う。
その頃には、トロトロと蜜がこぼれ出し、彼女のお尻をツゥーと伝って、シーツに小さなシミが出来た。
「はぁっ!まって、あぁん、、くぅ。い、いっちゃうから、やだぁ!」
いつもは落ち着いた彼女の高く艶かしい声。
そう、この声が聞きたかった。
しかし、その声に身体が反応し、息苦しくなり舌打ちしながら汗を拭う。
まだだ、まだ俺は獣になってはだめだ。
そう思うのに、くそっ、全力疾走した様に息が苦しい。
甘く優しく溶かす様に抱くことがこんなにきついなんて。
今までの積み重ねた経験は、何も意味を成さない。溶かしたい相手は目の前のただ一人なのに。
彼女が何度かイキ、足がプルプルと震えてきた頃、俺は漸く自分のモノに薄い膜をかぶせた。
本当はこんなのつけずに溶け合いたいが、まだ気持ちが通じ合っていない今は無理だ。
力の抜けた太ももを押し開き、ゆっくりとズブリ、ズブリと彼女の中に入っていく。
腰の抜けそうな快感に、入れた早々もっていかれそうになる。
「はぁっ。くっ」
思わず俺の声も漏れる。
彼女は、眉間にしわを寄せ堪える様にしている。
ゆっくりと入ったが痛かったのか、、
「ごめん、痛かった?」
心配して聞くと
「ち、ちがうんです、、久しぶりだから。。でもきもちいいです。。」
そうだった。彼女はこういう子だった。
「あぁっ。中が苦しいっ」
そうだろう。俺のが危険な状態になったのは彼女のせいだけど。
彼女の優しさにつけ込んだ俺は、なんとなく幸せを感じた。
しかし、ゆっくりと彼女の中を慣らすように小刻みに揺れていると、だんだんと幸せとは程遠い快感が襲う。
彼女の耳の横に肘を立て、腕で彼女を囲う様に閉じ込めながら深く、激しく揺さぶる。
聞こえるのは、
ギシギシというベッドの音、
グチュグチュと泡立つ音、
パンパンと肌がぶつかる音、
彼女の甘い声と俺の息遣い。
ああ、このまま死ぬのも幸せかと思考が壊れ始めた瞬間に快感が弾けた。
貧血を起こした様に何も見えない。目が開けられない。
はあ、はあ、と息づかいだけ。
目を開ける
まだ生きてるらしい。
あのままバラバラになって心臓が時を止めたようだった。
いや、確かにバラバラとなり性懲りも無く君の前に戻ってきたんだ。
放ったのに衰えることのない自分のモノを感じる。
彼女はぐったりと気を失っていた。目元には涙が浮かんでる。
その涙をぬぐいつつ、この涙が拒絶の涙じゃありませんようにと祈る。
彼女の香り、温もり、肌の甘さ、華の全てをこの腕の中に抱きしめたい
抱きしめて、二度離れられないように一つに溶け合えたら、どんなに満たされるだろう。
現実的ではない思いに甘く囚われる。
彼女をベッドの中で後ろから抱きしめる。
明日の朝、君は起きたらなんて言うの?
俺は、君に言いたい事があるんだ。
彼女をソファから抱き上げ、ベッドに寝かせる。彼女の身体を跨ぎ、上から彼女を見下ろしているというだけで、先ほどから甘いキスで感じた興奮よりも強い興奮を感じ、自分のモノがさらに痛いくらい張り詰め、トランクスの中が窮屈だと自分のモノが訴える。
興奮したとき、身体が酸素を欲しがるのだと冷静な俺は気がつく。
酸素が足りなくて、大きく空気を吸うから過呼吸になるような感覚。
胸筋が大きく上下し、肺の下の横隔膜が大きく上下するのを感じる。
自分の身体の事なのに、彼女といると未知の感覚ばかりだ。
俺はいつもなら、もっとスマートに物事を進める事が出来るはずなのに、戸惑う彼女を求めるのを止められない。
もう、許してくれないか。
愚かな俺を笑ってくれたらいい。
もう、彼女が好きすぎておかしいんだ。
一緒にいて楽しいのに、同時に苦しくて仕方ない。
幸せと苦しみが交互にやってきて、もうくたくたで、ぼろぼろなんだ。
それでも、君を諦めたくない、君に誰よりも近く、となりにいて欲しい。
俺はいつからこんなに弱くなったんだ。
好きすぎる事が、君を失う事が、怖くて仕方がない。
俺はこれからどうしたら、彼女を俺一人のものにできるのか、誰か教えて欲しい。
彼女の手首を持ち上げ、内側を舐め上げ、肌の甘さを味わう様に軽いキスをして、肌の柔らかさを甘噛みしながら感じる。もう、食べてしまいたい、、そんな気持ちでパクリと口に含むと
「課長ダメです。こんな事絶対後悔します。」
と、真っ赤な顔をした彼女に言われた。
ぐさりと、鋭利な刃物で心臓を突き刺された激しい痛み。
「はぁっ。」
声にならない苦しい息。
彼女は俺に抱かれる事は、『絶対、後悔する』事なんだ。
彼女のその一言で、鼻の奥がツーンとし、涙腺が刺激され目頭が熱くなるなんて、一体、どんだけ俺はぶっ壊れてるんだ。
「、、、だから、酔っ払ってることにしろ」
苦しく、胸が潰れそうになりながら言った。
俺のこの好きだという気持ちでさえ、彼女には迷惑なのか。
俺に彼女を諦めろって言うのか。
振られた事など、迷惑だと拒絶された事などない自分は、拒絶されたこの自分の気持ちをどうしていいか分からない。
彼女の顔を覗き込む。
やっぱり好きだ。
こんなに好きなのに、華は、、俺を受け入れてくれないのか。
絶望的な気分で、彼女を見つめていると、
彼女の腕が俺の頭を優しく包み、胸元に抱きしめた。
カッと顔が赤くなるのが分かった。
感じるのは、自分の顔の熱さと、彼女の温度と柔らかさ。そして、彼女のすごく早い鼓動。
彼女の腕のやわらかな戒めと、早い鼓動は、俺を拒絶しているわけじゃないと思わせてくれた。
いや、違うのかもしれない。情けない男に同情したのかも。
でも、もうどうでも良かった。
彼女の優しさに今はつけこみたかった。
君の身体を撫でる様に手を滑らせ胸元から腰の曲線を辿る。
スカートの裾を捲り上げ膝から太ももまで優しく掴みながら撫で上げる。
顔を彼女の首元にすり寄せ、彼女のフローラルの香りが呼吸するたび自分の身体に染み込むようで、更なる興奮を呼び起こす。
君の香りを初めて感じた時から、ずっとこうしてみたかった。
でも、このまま身体中に君の香りを染み込ませたら興奮のあまり、獣のように荒れ狂って君をめちゃくちゃにしてしまいそう。
俺は、君を壊したいんじゃない。
甘やかに溶かして、この腕から出ていけない様に蕩けさせてしまいたいんだ。
だから、意識的に君の匂いをこれ以上吸い込まないように、抑えた呼吸を繰り返すと、体の中で心臓の音が大きく鳴り響き、顔をしかめるほど息が苦しい。
まだ、これからなのに、こめかみから汗が噴き出し、彼女に汗が落ちる前に腕で拭う。
彼女を早く同じ熱さにしたくて、さらに手を太ももから足の付け根まで触ろうとした時、ガーターの存在に気づく。
さわさわと手で確認すると今日はベルトはしていない様だった。
少し残念に思いながら、スカートを下着が見えるぐらい捲り上げると、
黒のストッキングを縁取る白いレースが彼女の白い太ももをくるりと覆っていて、スカートから彼女の白レースの下着が見えた。
エロ過ぎる。
彼女の紺色ニットのワンピースが、胸の膨らみを陰影で伝え、俺がめくりあげた場所には、少し金の刺繍が入ったレースのショーツ。少し張り付いて見える様に見えるのは錯覚か、願望か。
そして、太ももを彩るショーツとお揃いのレースがついたガーターは、黒のストッキングとのコントラストが余計に艶かしい。
もう、自分の獣の本能を抑えたいのに、なんて事してくれるんだ。
優しくしたいのにと自分の手酷く襲いかかりたい衝動を抑えていると、
スカートの裾を直しながら
「あの、違うんです。これはまた貰い物でして。。あ、そうじゃなくて、やっぱり私を抱くんですか?」
顔を赤くしながら、小さな声で聞く。
今更だ。
こうなったのには君の優しさも原因だと思いたい。
「もう何も言わず、感じてろ」
そう、もう俺は辞めないよ。
彼女のワンピースをさっと抜き取り、ディープキスを繰り返しながらブラジャーを剥いでいく。
現れたのは、白くて柔らかそうなお椀型の胸。その先は薄いピンクの乳首が触って欲しそうに上を向いている。
彼女の胸を乳首ごとはむはむと大きく甘噛みし、べろりと乳首を舐めあげたら
「っ!!」
息を止め、唇をぐっと閉じる彼女。
早く、艶かしい彼女の声が聞きたい。
白いレースのショーツ脇から指を入れると、グチっと音がした。
彼女が感じている証拠。
彼女を見ると、顔を真っ赤にし怒られるのを待っている子供の様な顔。
感じてくれて、俺は嬉しいのにと彼女の蜜のついた指を自分の口元へ持っていきべろりと味わう。
ああ、とても甘い。
彼女は泣きそうになった。
ごめんな。これからもっと色々するんだけど。
身体中に甘噛みとキスを繰り返しながら、白のレースのショーツを手早く抜き取り、大きく足を開かせる。
閉じようとする太ももにもパクリと甘噛みをし、指は彼女の茂みをかき分け、出てきたかわいい突起を彼女から出てきた蜜を纏わせくるりくるりと可愛がる。
「あぁん、はぁっ、、」
彼女の可愛い声。でも、もっと艶かしい声が聞きたい。
ぐちぐちと音を立てつつ指を三本ほど彼女の中に抜き差し、かき混ぜながら、すぐ上の突起がパンパンに膨らみ充血しているのをしつこいぐらい舐めて、優しく舌で転がして、時折ジュッと吸う。
その頃には、トロトロと蜜がこぼれ出し、彼女のお尻をツゥーと伝って、シーツに小さなシミが出来た。
「はぁっ!まって、あぁん、、くぅ。い、いっちゃうから、やだぁ!」
いつもは落ち着いた彼女の高く艶かしい声。
そう、この声が聞きたかった。
しかし、その声に身体が反応し、息苦しくなり舌打ちしながら汗を拭う。
まだだ、まだ俺は獣になってはだめだ。
そう思うのに、くそっ、全力疾走した様に息が苦しい。
甘く優しく溶かす様に抱くことがこんなにきついなんて。
今までの積み重ねた経験は、何も意味を成さない。溶かしたい相手は目の前のただ一人なのに。
彼女が何度かイキ、足がプルプルと震えてきた頃、俺は漸く自分のモノに薄い膜をかぶせた。
本当はこんなのつけずに溶け合いたいが、まだ気持ちが通じ合っていない今は無理だ。
力の抜けた太ももを押し開き、ゆっくりとズブリ、ズブリと彼女の中に入っていく。
腰の抜けそうな快感に、入れた早々もっていかれそうになる。
「はぁっ。くっ」
思わず俺の声も漏れる。
彼女は、眉間にしわを寄せ堪える様にしている。
ゆっくりと入ったが痛かったのか、、
「ごめん、痛かった?」
心配して聞くと
「ち、ちがうんです、、久しぶりだから。。でもきもちいいです。。」
そうだった。彼女はこういう子だった。
「あぁっ。中が苦しいっ」
そうだろう。俺のが危険な状態になったのは彼女のせいだけど。
彼女の優しさにつけ込んだ俺は、なんとなく幸せを感じた。
しかし、ゆっくりと彼女の中を慣らすように小刻みに揺れていると、だんだんと幸せとは程遠い快感が襲う。
彼女の耳の横に肘を立て、腕で彼女を囲う様に閉じ込めながら深く、激しく揺さぶる。
聞こえるのは、
ギシギシというベッドの音、
グチュグチュと泡立つ音、
パンパンと肌がぶつかる音、
彼女の甘い声と俺の息遣い。
ああ、このまま死ぬのも幸せかと思考が壊れ始めた瞬間に快感が弾けた。
貧血を起こした様に何も見えない。目が開けられない。
はあ、はあ、と息づかいだけ。
目を開ける
まだ生きてるらしい。
あのままバラバラになって心臓が時を止めたようだった。
いや、確かにバラバラとなり性懲りも無く君の前に戻ってきたんだ。
放ったのに衰えることのない自分のモノを感じる。
彼女はぐったりと気を失っていた。目元には涙が浮かんでる。
その涙をぬぐいつつ、この涙が拒絶の涙じゃありませんようにと祈る。
彼女の香り、温もり、肌の甘さ、華の全てをこの腕の中に抱きしめたい
抱きしめて、二度離れられないように一つに溶け合えたら、どんなに満たされるだろう。
現実的ではない思いに甘く囚われる。
彼女をベッドの中で後ろから抱きしめる。
明日の朝、君は起きたらなんて言うの?
俺は、君に言いたい事があるんだ。