私の想い…届け!!
「んで?部内でかっこいい人いた?」
「いや〜華南ってすぐそういうこと言う」
教室について華南の席で恋バナ中
「だって気になるじゃん?いたの?いなかったの?」
「うーん…いたっちゃいた。2人ぐらい?」
「ひゃぁ〜まじ?!誰、名前プリーズ」
いつもサバサバな華南がやけに食いついてくる
「なに、華南狙おうとしてる?」
「だって入学してから約1ヶ月が経とうとしてるのに華の高校生活が何一つ送れてないからさっ」
いやいや、華南。あなたが知らないだけで『華南ファン』めっちゃいるよ。ある意味華の高校生活送れてるよ
「やばいっテニスしてない時の華南さんもめっちゃ可愛い…」
ほらね、今も教室のドアから恥ずかしそうに顔だけ出しながら男の子達が華南のこと見てる
それに気づいてない華南は天然なのか目にも入らないのか…
「ってねぇ聞いてんのー?何しかめっ面してるの」
華南のことで頭巡らせてたらしかめっ面になってた
「ごめんごめん、あのね先輩と同級生?かな」
「同級生って?このクラス?」
「いや、見たことない人だったから他クラスかな?」