絶対やせてやる!
「冗談です。」
ほっ!
って・・・冗談かよ。
ガッカリ。。。
そんな私を見て士幌が笑った。
あら?笑うとすごくいい感じ。
おや?
ここにイケメン兄弟のツーショット。
ああ・・・いい・・・
すっごく、いい感じ!
朝からテンション上がっちゃうよ!
って、一人興奮気味・・・。
「じゃあ、行きましょうか。」
「うん!あ・・士幌もウォーキングするの?」
「ああ、いつもは毎朝ジョギングしてるんだけどさ。」
「僕が誘ったんです。みのりさんと二人じゃなんだし。」
二人じゃなんだし?
嫌なのかい?
やっぱ、手え引いて歩くの疲れるよね・・・。。。
沈んだ顔の私を見て夕くんは、
「人どおりないし、変な気起こしても困ると思ってね。」
そう笑って言った。
変な気起こす?どっちが?
絶対私だよ・・・。
ここに来てからおかしいもん、私。
妹ほのかに言わせると
『いつもおかしいじゃん』
ってことになるけど。
食べ物に関しては時々?記憶喪失風になるけど・・・
まだ、男に関しては、記憶喪失にはなってないって・・・。