絶対やせてやる!
しかも・・・よりによって・・・何でこんなとこに・・・

しまった・・・と気がついても遅い・・・

会議室にすればよかった・・・。


焦ってたから・・・


書庫・・・

書棚が天井まであって薄暗くって

何だか密会するには打ってつけ・・・みたいな場所。


「何ですか?」


支店長が不思議そうに言った。


「あのですね、ああゆう言動が社内の混乱を招くもとなんですよ。分ってますか?」

「ああゆう言動って?」


おいおい・・・シラバックレか?


「さっき自分で言ったこと忘れたんですか?」

「好きって言ったことですか?」


覚えてるんじゃない!


「・・・はい。まあ、あんまり意味の無い言葉だったんでしょうけど・・・」

「意味は無くないですよ。」


へっ・・・


ダメダメ、本気にしちゃダメ!


3キロやせたとは言え標準体重を未だ10キロはオーバーしてる私にそんな天から降ったような話がある訳が無い!

ちゃ~んと自覚しなきゃ・・・


「信じません!そうゆうこと言うの絶対止めて下さい!」


そう言いながらも内心・・・

男運?最近いいの?

イケメン付いてるし・・・

いや・・・別に何の展開も無かったけど・・・

頑張れば・・・イケる?


ダメダメ!


正気になるんだ!みのり!

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