絶対やせてやる!

しばし正気を取り戻し中――――

はっ!

やばい!


自分の世界に入ってた!



彼はいつの間にか書庫の扉にもたれ掛かっていて・・・

目の前・・・腕を組んで扉に寄り掛かるその姿に今さらドキドキ・・・


結構背も高いし綺麗な顔立ち・・・

「何か問題でも?」

と彼が言い、

「こう言うことって早めに手を打っておかないと会社にはどこにライバルがいるか分からないから。」

とごくふつー当たり前って感じで言った。

「ラ、ライバル・・・って・・・。」


ありえないでしょ・・・私に。。。

そんなもん居たらとっくにそいつとゴールインしてるって!

さすがにそんなことは言えなかったけど

「支店長も・・・正気になって下さい。」



何だか書庫の中が暑く感じる。


いつもならヒンヤリしてるのに・・・。


夏だからか?


それとも変な自分の熱気?



一人興奮してるから?


どうする?みのり?





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