絶対やせてやる!

「分かりました。じゃあ、答えは帰りまで待ちます。」

はあ?

そうゆうことじゃなくって・・・


「何の答えなんでしょうか?」


とぼけて言ってみた。

そうそう・・・付き合ってとも言われてないのに何を答えるんだ。


「あ、そうか。」


彼は今さら気づいたように・・・

って言うか今さら気づいたんだろうけど

「言ってませんでしたね。みのりさん。」


急に私の両肩に手を置いていきなりくるりと彼の方を向けた。


「お付き合いして下さい。」


両手はまだ私の肩に乗ったままだ。

彼の腕の長さだけ離れてるって感じ。


これは・・・距離が近すぎる・・・


「あ・あの・・。」


戸惑う私に彼がパッと手を離し

「あ、答えは帰りですね。それじゃあ、そろそろ仕事に戻りましょうか。」


そう言ってサッサと書庫から出て行ってしまった

のだった・・・



これって?????



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