絶対やせてやる!
「ほらね。」
「気のせいだって。だって今日がほとんど初対面みたいなものだし・・・。」
「初対面みたいなもの?」
「う、いや、だからあ~。」
どうやって説明しろってゆ~の?
『オタクくん』と会った経緯を話せばいいの?
う・・・・
彼が『オタクくん』だってことをみんなに知ってもらってもいいなら別。
だけど・・・デブだった私がよ、もし痩せて綺麗になって他の土地で別人みたいになっててそれを以前はデブだったとかってわざわざみんなに言われたら・・・嫌だよね。
私の気のまわし過ぎなんだろうか?
言っちゃえばいいんだろうか?
『オタクくん』ってゆ~のを省いてただ偶然出会ったって話したって・・・
う~~~~~ん。
バンガローダイエットの話にまで行き着くことは無いだろうけど。
考えすぎ?
だいたいもう一度会いたかったなんて言われたら、
みんなどうゆう出会いをしたのかと興味津々になるじゃない?
多分もうなってるだろうけど・・・
社内の噂は駆け巡るのが早いのなんのって・・・
古宇支店長は、挨拶回りと言うことで出かけて行き・・・
お昼の時間には大変なことになっていたのだった。