絶対やせてやる!

はあ~~~。

こんなんでやっていける?


事務所にも居づらくとうとう郵便局に行くと称して出てきてしまった。

居ない間もきっと噂話に花が咲いていることだろう。

人の噂も七五日って・・・2カ月半はある・・・。
その間を耐えろって?

はあ~~~~。



「よう!へこんでるな。逃亡図ったんだろ?」

「久々の超お局の嫌味はどうよ?トイレで泣いたりしなかった?」

「決まってんだろ、若木の場合右から左。泣かない、泣かない。」

「やっぱ?だよな。」

同期の男性社員にばったり出くわした。

人の顔見たとたんにこれだ・・・。

「あのね~、あんた達・・・。」

怒るより言われたことが当たっているので呆れてしまう。

「よくご存じで・・・。」

あのくらいじゃ泣かないし、普段もそうだけど言われたことも大かたは、右の耳から左の耳へって感じ・・・。

あとは、食べ物に逃げて終わり。

デブのサガよ。。。。。

「それより、何で揃いも揃って・・・。」

「おう、営業、営業。」

この二人入社当時からそう。

「どうせサボってたんでしょ?」

「営業、営業!」

「別にいいけど。」


聞いてみようかな・・・。


「支店長のこと何かやっぱあると思う?」

「へ?」×2

二人が顔を見合わせた。

そして・・・笑い出す。

「ちょ・ちょっと!笑うことないでしょ?」

「だ、だってさあ~、若木だよ。信じられないよな?」

「なあ、普通あり得ないよな。」

くぅ~、この二人・・・

絶対に生かしておかない!



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