絶対やせてやる!

「支店長ってさあ、いい女ばっか食ってきて飽きたんじゃね~の?」

おいおい・・・おい!

「う~ん、だよな。じゃなきゃおかしいよな。」

うん・・・それはそうだ。。。

おかしい・・・

いや?
あれはもともと『オタクくん』だぞ?
とてもモテたとは思えない。


「まっ、あんま本気にすんな。」

「そうそう、いつもの若木でいればいいって。」

慰めか?

「じゃあ、このことは内密に・・・。」

「じゃあ、今日は直帰ってことで・・・。」

二人はそう言って去って行った。

「ちょっと!仕事しなさいよ!」


何だか分からないが全員が敵って訳でも無いみたい。


だけど・・・あいつら~~~~!

言いたい放題じゃない!

男って・・・いったい・・




会社に戻るとすでに原因(古宇一馬)が帰って来ていた。

席に戻る前にチラッと彼を見たがこっちを気にする様子もなかった。

変なの・・・私も自意識過剰になってる?


視線を合わすこともなく席に着いた。



< 139 / 296 >

この作品をシェア

pagetop