絶対やせてやる!

「何か飯島くんばかりじゃないですか?」

来客の帰った応接室を片付けて出てきたところで支店長にバッタリ出くわしたので言ってみた。


「仕事のことです。何か問題でも?」

「いぇ・・・別に。」

「彼のこと気にするのってやはり彼が僕のライバルだと思って間違いなさそうですね。」



へ?



どうしてそうなる?



「みのりさんが僕と付き合うのを渋るのはそう言う訳があったんですね。」


は?


渋るとゆ~か・・・


(あら?まだ付き合ってないことちゃんと自覚してたんだ・・・古宇さん)


そこのところは、はっきりしたが・・・


「僕は負けませんから。」

「あ、あの・・・。」


私が何を言う間もなく彼は決心しましたって感じで出て行ってしまった。




え~~~~~!



つーことは・・・まだ飯島くんイジメ?は続くの?





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