絶対やせてやる!
「関係ないじゃない士幌に。」

思わずそう言ってた。


「そうだね。俺には関係ない。」


士幌がズンズン歩いて行ってしまう。


待ってよ・・・


何?何で・・・士幌・・・


怒ってる?




「私こっちだから・・・。」


士幌が左に曲がろうとしたのでそう言うと


「ああ、じゃあ。」


それだけで士幌は行ってしまった。




え~~~~~~!




冷たくない?



ってゆ~か・・・これで終わり?



振り返らない士幌の背中を見送り


「さよなら・・・士幌。」


ちょっと何かのヒロインぽく呟いてみた・・・。



偶然こうやって再会したのに・・・

会わなかった方が良かった・・・


何だか悲しくなって涙が溢れそうになった。


泣くほどのことじゃないのに・・・




偶然の再会はいとも簡単に終わってしまった。


これが現実?そんな~あ!

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