絶対やせてやる!

「え~、なんで?ばっかじゃないのぉ?」


呆れられた・・・


「それってさあ、士幌くん・・・。」

「何?」

「いや・・・違うな~。」

「何?」


妹ほのかは少し考え込んでそれからこう言った。



「実を言うとね。士幌くんが帰っちゃう時に渡したものってみのりちゃんのケー番とメアドだったんだよね。」


え?え?


「ど~ゆうこと?」

「だからあ~、士幌くんがその気があったら連絡してくれるだろうって思って渡したんだけど・・・結局連絡無かったでしょ?」



「うん・・・。」



「今日偶然会ったかもしれないけど・・・
それってただの偶然でしかないかも・・・
士幌くんにちょっとでもその気があったらメールくらいくれてるはずだもん。」



その通りだと思った。



「こら!」

「あっ・・・。」

妹の隣に座ってポテトチップスに手を伸ばしていた。


また・・・無意識って怖い・・・



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