絶対やせてやる!

「やせる気無くなった?」

妹のその言葉に・・・ちょっとドキッ!



「まさか!それとこれとは関係無い。」



ダイエット始めた理由は士幌とは関係ないんだし、
ここでがっかりして止めることは無い。



がっかり?

何で?


そう・・・士幌があんな態度取ったのは、私に彼氏でもできたと思って妬いてるのかと思ったから・・・



勘違いみたい。


な~んだ・・・って感じ。




「あの時、士幌くん『ありがとう』って言ってくれたのにね。」


ポテトチップスを食べ終え袋をゴミ箱に捨てて立ち上がると妹は同情するような目つきで言った。



同情なんてされたかないよ!


「別にぃ~。それこそ余計なお世話だって!」



「ふう~ん。」


意味ありげな妹の返事。



「それより、朝っぱらからポテトチップスってゆ~の止めた方がいいんじゃないの?」

言ってみた。


「みのりちゃんじゃないから太らないし大丈夫。
それこそ、大きなお世話。」

しっかりと言い返されてしまった。




くぅ~・・・デブには反撃すらさせてもらえないのか・・・



絶対やせてやるう~!



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