絶対やせてやる!

「ただいま。」


玄関を入るとそこに妹ほのかが居た。


「おかえり。早かったね。

ってゆ~かさあ、外の車だれ?」


家の中に居るのに外の様子に気づくの早すぎ・・・


「誰って・・・士幌。」


階段を上りながら答えると、後から付いてきて妹ほのかがビックリした声を上げた。


「士幌くん!?」


ダダダッと階段を駆け下りていく。


「どこ行くの?」

「ちょっと外。士幌くんの顔見てくる!」

「まっ、待って、ほのか!」


引き止める間も無く出て行ってしまった。


焦る・・・気になる・・・


だけど、取り合えず着替えて来いと言われてるから、大急ぎで着替える。



(ほのかには、新くんがいるでしょ?何で士幌に・・)



< 180 / 296 >

この作品をシェア

pagetop