絶対やせてやる!

着替えながらも外の二人が気がかり・・・

何とか着替えてお化粧も直して下へ降りていったら、リビングから母が出てきて、


「お友達でも来てるの?」

と言った。


お友達・・・


「う、うん。これからちょっと出かけてくる。」

「だったら、上がって待ってもらえばよかったのに。」


うちの母はお客さんが大好き。

料理が得意だから、時間が時間だったら昼食とか夕食とかまで勧めだす。


「いや・・すぐ出かけるから・・・。」


サンダルを履こうとしてると、妹が入ってきた。


「あら?ほのかどこ行ってたの?」


入ってきた妹を見て母が言った。


「外、みのりちゃんの彼氏に会ってた。」



へ・・・


「彼氏って?・・・みのりの?」

「ち、違うって!ほのか!何変なこと言うの!」

「みのり、別に隠すことないのよ。

彼氏だったら尚更外に置いといちゃダメじゃない。

ご挨拶ぐらいしたいわ。」




だ~~~~~!




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