絶対やせてやる!

「みのりさん、今度のお休み海に行きませんか?」


古宇支店長が給湯室でお茶を入れてる私に言った。


「用事がありますから。」

「最近何か変ですよ?」

「変って何がですか?」


自分でも分かってた。

普通に話してくる古宇支店長にもイライラし、口調がキツクなってる。

全てに余裕がない。



「みのりさんじゃないみたいです。」



私じゃないって何?


そうよ!もう、前の私は卒業するんだから!


デブは卒業!

やせてきれいになって年下の彼氏ゲットして、

今までの自分にさよならするんだから!






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