絶対やせてやる!

先に気づいたのは妹だった・・・


「みのりちゃん止めて!」

な、なに?  

訳も分からず取り合えず路肩に車を止めた。


「急に何?」

「なんか見たことある人・・・
な気が・・・したんだよね。」


まさか・・・
やっぱり・・・

あの車?



「あれ~みのりさん?」


そう言って、その人は私たちの車の方へとやって来た。

でも何故?どうして?


妹が車を降りた。


「姉がいつもお世話になってます。
この前はありがとうございました。」


挨拶してる。


私は、ただボーゼンと彼の姿を見てた。


腕に持ってる物とその格好はまさしくサーファー・・・



どうして?????



「みのりちゃんも降りなよ。」

妹がそう言い


「みのりさんにここで会えるとは思いませんでした。」

車から降りた私にニコニコして彼は言った。



「ええ、


・・・支店長はこんなとこで何を?」



聞かなくても分かってるのに聞いた。

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