絶対やせてやる!
とぼとぼと家の前まで来ると古宇さんがまだそこに居た。


「みのりさん?」

「何で待ってるの?古宇さん、私勝ってな女なんだよ?」


士幌を傷つけ、古宇さんを利用し・・・



「みのりさんは、・・・悪くない・・・。」

古宇さんがそう言った。






「彼・・もしかしてあの日来た電話の彼?」

「あの日って?」



あの日来た電話って?




古宇さんが困ったように頭を振り

「ごめん・・・僕のせいだ。」

と言った。



「なんのこと?」

「あの日・・・
   みのりさんが会社で倒れた日・・・。」
  




・・・・・・・
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