絶対やせてやる!
な~んだ居たんだ。

「今日からバンガロー借りる予約し・・・」


人が出てきたのでそう言いかけて思わず言葉を呑んだ。


うわっ!すっごい美形・・・。


思わず見惚れてしまった。


「バンガロー予約してる若木です。」

いつの間にか後ろに立っていたはずの妹が私の前に立っていてそう言っていた。

はやっ!・・・。

「バンガローダイエットのお客様ですね。」

その、年は私よりかなり若いと思われる美形の彼はそう言って・・・。


はあ?バンガローダイエット?

妹の後ろで一瞬硬直・・・。


「はい、そうです。」

妹が返事をした。

美形の彼はちょっと笑いチェックインの用紙を取り出しながら、

「ダイエットが必要には見えませんね。」

と言い、

「ああ、私じゃないですよ~もちろん。こっちの姉が必要なんです。私は付添です。」

妹が用紙を記入ながら答え、

「ああ、そうですよね。」

と改めてこっちを見て美形の彼が頷いた。

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