絶対やせてやる!
な・なんだとぉ~!


すっごく馬鹿にされた感じ?


でも、美形の彼は気にする様子も無く、

「頑張って下さいね。」

と飛びっ切りの笑顔を私に向けて・・

「はい、・・どうも。」

って・・・


返す言葉も無い・・・私だった。。。。



なんだよ!

なんなんだよ~~~~~~!



美形の彼は

「東神楽夕(ひがしかぐら ゆう)です。
本当は、うちの母親がここで働いてるんですけど、今日は病院なんで夕方まで僕がバイトで入ってるんです。
分らないことがあったら聞いてくださいね。」

と自己紹介してくれた。

「ねえ、夕くんいくつ?」

妹が、受付のカウンターに頬杖をついて聞いた。

その姿は、ちょっと誘っているようにも見える。


「ちょっと、ほのか・・・。」

何を聞いてるんだと口を挟もうとしたが、

「23です。一浪してるんでまだ大学生です。」

なんとも素直に美形の夕くんは答え、

「23!わか~い!」

と妹が喜ぶ・・・。


おいおい・・・

あんたには新くんって言うれっきとした彼が・・・

婚約者が居るんだぞ!




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