絶対やせてやる!
私たちの泊まるバンガローは、他のバンガローから少し離れたところにあった。

しかも1棟だけで・・・


「何でここだけ離れてるんだろうね。」

「ああ、それ?実を言うと私たち二人なんだけど、私トイレとか付いてないないとこヤだったから他のバンガローは付いてないって聞いて仕方ないから10人用のバンガローを取ったんだ。」

「10人用?てかなり広いんじゃない?よく予約できたね。」

「うん。この時期は人来ないみたいだし。」

「そっか、10人用かあ。じゃあ広くて快適だね。」


私たちのバンガローの前で車を降りた時も全然心配なんかしてなかった。


まさに私にとってサバイバルな状況が待っていようとは・・・





「さっき下でみたバンガローよりやっぱこっちは大きいね。」

車を降りて荷物を取り出しながら妹が言う。

「そうだね。あ、先に鍵開けた方がいいね。」

「うん、みのりちゃんお願い。」

妹がトランクをゴソゴソやってる間に私は戸口へ向かった。






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