絶対やせてやる!
「だったら、8時半ぐらいにうちの母親来るからそしたら入る?」

夕くんがそう言った。

「8時半?」

「そっ、交代するからだったらいいでしょ。」

まだ、1時間近くあるけど・・・。

夕くんの前で脱ぐよりいいか・・・。

実際、この二段腹を見られるくらいなら川で行水した方がましって思ってたから・・・。


「わかった、待つ!」

妹ほのかの即答。


とゆ~わけで二人して夕くんの母親を待つことにした。


お客は、こんなところにしては結構入っている。

しかも、若い女の子が多い?


「夕くん、フルーツ牛乳。」

「私も~。」


バスタオル一枚の女子高生と思われる二人組が上がってきて番台にお金を置くと、

「はい!ど~ぞ。」

と夕くんが飛びっきりの笑顔で手渡した。


「キャ~!ありがと~」

とか言いながら受け取ってその二人は、そのままそこで飲み始めた。


バスタオル一枚。
夕くんの方を向いたまま思いっきり首を反らして
ゴクゴク飲むその姿って・・・・ちょっとエロい?


こいつらぜ~ったい夕くん目当てだ!



ってゆ~か、ここに来てる女性客みんなそうなんじゃないの?



今ごろ気づいた・・・。




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