絶対やせてやる!
ったく・・・年下かよ・・・って感じ?


いや・・

別に狙ってたわけじゃないし・・・


それよりダイエット、ダイエット・・・


炊事場に着くと早速山菜を洗い始めた夕くん。

「私たち何やればいい?」

と妹ほのか。

「うん、じゃあこれ切ってもらえるかな。」

と夕くんに渡された包丁を

「は~い、じゃあみのりちゃんよろしくぅ。」

と私にバトンタッチ?


おいおい・・・あんたは何やるの?

「ほのかあ~!」

「だってみのりちゃん料理得意じゃん。
おまかせしま~す!」

妹はそう言ってから

「夕くんと二人でよろしく。」

と私に耳打ちした。



はあ?


あんたは私を夕くんとくっつけたいわけ?


そう思ったが・・・

どうも違うらしかった。



「じゃあ私たちは、あっちで火でも熾しましょ。」

ちゃっかり上川士幌とペアーになって
バーべキュースペースの方に行ってしまった。

・・・・


「あっ、すみません。じゃあそっちはお願いします。」


夕くんがやつらの背中に向かってニコニコとそう言った。


いいの?これって?


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