あなたに溺愛
「言っとくけど!男の部屋で眠るなんて、信じられない。
俺だったから、何もなかったけど、多田だったらやられてるぞ。
真菜は、隙があり過ぎ。
もっと警戒心を持て!」

瞬に叱られた。


「もう暗いから、送っていくよ」

瞬の上着を着て、腕を組んで歩く。

寒そうな夜空に、月が輝いている。


「瞬、私ね。今、とっても幸せ。
瞬と一緒に歩けるだけで、世界一、幸せな気分」

「そんなに、俺が好き?」

「うん!」
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