あなたに溺愛
「毎日、追っかけてた瞬くんが、あ~ん♪してくれて、私、胸がいっぱいで、ドキドキして、うれしくって、味なんかわかりませんっ!!!」

と、真っ赤な顔をして叫んだ。


「味が分からないでは食レポになりません!
次のお嬢さん、味はどうでしたか?」

ジローは、あ~ん♪が終わったばかりの女子高生にマイクを向ける。


「瞬くんが、あ~ん♪してくれるものなら、何だって美味しく食べられますっ!!!」


「も~~っ!女子高生たちは瞬くんにメロメロで、冷静な判断が出来ないようです!

僕が食べてみましょう!
ん……これは……なかなかいけますねぇ!

濃厚な生クリームも美味ですが、フルーツも甘くて新鮮です!スポンジケーキもとてもやわらかくて絶妙な甘さです。口の中に幸せが広がっていきますね~♪

冷静な僕が食べても、とても美味しいスィーツです!」

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