あなたに溺愛
「また、その瞳」

瞬が、私の腰に手を回す。

「蕩けそうな瞳をしてる……」

瞬の瞳に、私が映ってる。

「どうしてほしいの?」

瞬の顔が近くて、ドキドキして、めまいがしそう。

瞬のフェロモンに呑まれる。


「そばにいてくれたら……それだけで幸せ……」

息もたえだえで、なんとか言葉にすると、

「本当に?」

私の心の奥まで読み取られそう……。


だって、ここ外だし。

人通りは少ないゾーンだけど、全く人がいないこともないし。

と言いながら、さっきまで抱きついてたけど。
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