あなたに溺愛
side 真菜
たくさん歩いて疲れたので、ベンチに座って、ふたりでコーヒーを飲んでいると、
すぐそばにいた子供が、風船の紐をうっかり放してしまった。
赤い風船は空へと舞い上がり、木の枝にひっかかったけど、子供には手が届かなくて、泣き出してる。
すぐそばにいた子供が、風船の紐をうっかり放してしまった。
赤い風船は空へと舞い上がり、木の枝にひっかかったけど、子供には手が届かなくて、泣き出してる。