あなたに溺愛
「私をお母さんの代わりだと思って。愛情補給して?」


瞬の恋人でもいたいけど、母親の代わりにもなりたい。

瞬の全てを私の愛で包み込みたい。


優しく瞬の髪をなでる。

まるで、母親が幼い子供にするように。


瞬は、私の手首をつかんで動きを封じると、

やさしいキスをした。


「母親役なんてしなくていいんだよ。
真菜は、真菜でいいんだ」


私の首元を見て、

「俺のあげたネックレス、毎日、つけてくれてるんだな」

首筋にも瞬の唇が触れる。
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