あなたに溺愛
「ひ……ひどい……。お姉ちゃんなのに……」

まるで自分が被害者のような言い方をする麗。


「とにかく!俺の部屋に勝手に入るな!風呂のぞくな!物を盗るな!キスするな!わかったか?出ていけ!」


麗が自発的に出ていきそうになかったので、無理やり部屋から追い出した。


自分の家なのに、全くくつろげない!

今日は、なにがなんでも、絶対に部屋と風呂にカギを付ける!

俺は、強く心に誓った。
< 165 / 202 >

この作品をシェア

pagetop