あなたに溺愛
「瞬、この人は?」

麗の迫力に押され気味の真菜が、俺に聞く。


「父の再婚相手の娘さん」

嫌なことを色々されたから、義姉とは言いたくなかった。


「瞬くん、早く!」

麗は強引に俺の腕を引っ張り、連れて行った。


真菜がさびしそうに俺を見つめている。

これで嘘だったら承知しないぞ、麗!
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