あなたに溺愛
麗はそう言って、俺の首に腕を回しキスをした。

俺は麗の肩をつかみ、引き離す。


「こういうことするなって、言っただろ?
俺には彼女がいるし、麗を恋人にしたいとは思わない!」

「やだ!瞬くんが欲しい!」

「自分の思いばかりぶつけるな!相手の気持ちも考えろ!」



俺は麗の部屋を出た。

麗がよからぬことを企んでいることなど気付きもしなかった……。
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