あなたに溺愛
こんなことをするのは……麗しかいない。
俺が部屋に鍵をかけ忘れた時に忍び込み、俺のスマホを盗んで、真菜に卑劣なメールを送信し続けていたんだ。
麗の凶悪な性格に、ぞっとする。
「瞬……何度も多田くんに襲われて、ごめんなさい……。もっと、人通りの多い道を選ぶとか、警報ベルを持ち歩くとか、何か対策はできたはずなのに。
私、考えが足りなかった……。
瞬に何度も嫌な思いをさせて、ごめんなさい……」
「……」
「それに……瞬が義理のお姉さんと深い仲になってるなんて、少しも気付かなくて……」
真菜は溢れ続ける涙をハンカチで拭う。
俺が部屋に鍵をかけ忘れた時に忍び込み、俺のスマホを盗んで、真菜に卑劣なメールを送信し続けていたんだ。
麗の凶悪な性格に、ぞっとする。
「瞬……何度も多田くんに襲われて、ごめんなさい……。もっと、人通りの多い道を選ぶとか、警報ベルを持ち歩くとか、何か対策はできたはずなのに。
私、考えが足りなかった……。
瞬に何度も嫌な思いをさせて、ごめんなさい……」
「……」
「それに……瞬が義理のお姉さんと深い仲になってるなんて、少しも気付かなくて……」
真菜は溢れ続ける涙をハンカチで拭う。