あなたに溺愛
「このメールを送信したのは、麗だ。
真菜と俺を別れさせようとしてした事だろ。
俺は、このメールを送ってない。
信じろ、真菜」

俺は、まっすぐに真菜の瞳を見つめる。


「麗さんがメールを送ったとしても……
一緒にお風呂に入ったっていうのは、ホント?」


なんだか反撃されてる気分だ。


「俺がシャワーを浴びてたら、麗が勝手に入って来たから、冷水シャワーかけて撃退したよ。風呂の扉に鍵も付けたし」


「じゃあ……瞬の体を見たっていう内容は本当だったのね……」


「俺、男だから、まさか女の子に風呂のぞかれるなんて思わなくて……。
でも、麗の体は見てないから!バスタオル巻いてたし、全く見てない!」

くやしそうな表情の真菜。
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