あなたに溺愛
突然、バイクのエンジン音が聞こえた。



瞬、危ない!!!



買い物袋を投げ捨て、瞬を守りたくて走る!



瞬を突き飛ばし、代わりにバイクに撥ねられるつもりだった。



でも、奇跡的に、バイクが上手く私を避けてくれて、擦り傷で済んだのが嘘みたいだった。



「真菜!大丈夫か?!バカだな……別れた男を命がけで助けるなんて……」

私に駆け寄り抱き起した瞬が、泣きそうな顔で私を見てる。
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