あなたに溺愛
店を立て直してくれた瞬に、感謝だけしていればいいのに。


毎日、彼に抱きしめられるたび、

私はどんどん欲張りになってしまう。

瞬を、独占したくなってしまう。


心に渦巻く、どす黒い感情をどうにもできずに、店に戻った。



しばらくして、



カランカラン……


「いらっしゃいませ!」

店のドアに目を向けると、

瞬が、さっきの美少女と来店してきた。
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