あなたに溺愛
私がテーブルに案内すると、瞬は、

「今日は客として来たんだ。この子は俺の妹」


妹?


「はじめまして。お兄ちゃんが急にバイトを始めたので、どんなお店か興味があって連れてきてもらったんです。可愛いお店ですね」

「ありがとうございます。お兄さんには、すごくお世話になってます」


なんだ……妹さんだったんだ……。

そういえば、顔が似てる。


「遙、何にする?」

「抹茶プリンパフェ」

「じゃあ、俺は明太子スパゲティとコーヒーで」

「かしこまりました」
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