あなたに溺愛
瞬の言葉に驚いて振り向くと、

私の唇を指で押さえて、


「それまで、我慢する」


と、魅惑的な表情をした。



瞬が、いつか私を彼女にしたいと思ってくれていたことが嬉しくて。


思わず、瞬を抱きしめた。


ずっと不安だった気持ちが晴れていく。


唇はおあずけだけど……。

瞬の頬に、キスをした。
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