あなたに溺愛
もう本当に、時間の問題だ。

明日、多田くんが店に来て、瞬と話をしたら、おしまいだ。



こんなに瞬が好きなのに。

どうしても、瞬を失いたくない……!



私は、意を決して瞬に歩み寄った。

「お願い。ちょっとだけ、屈んで!」



私の勢いに押され、なんなんだ?というような顔をして、瞬は少し屈んでくれた。



私は、両手で瞬の顔を捕まえて、キスをした。
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