あなたに溺愛
瞬は、いつもと違う私に驚きながらも、

何度もキスしてくれた。


私が瞬を抱きしめると、

「彼と何かあったの?」

と、耳元でささやいた。



す……鋭い!

やっぱり、瞬に隠し事なんて無理。



私が答えられず黙っていると、

「怒らないから、正直に言って」

甘い声が、降ってくる。


瞬の声は、まるで自白剤のようで。

私は昨日のことを打ち明けていた。
< 75 / 202 >

この作品をシェア

pagetop