あなたに溺愛
のんびりしている場合じゃないな。

早く、店を軌道に乗せて、真菜との関係をちゃんとしないと。



その日から俺は、店で売るスィーツのデザインを描き始めた。


綺麗で、可愛くて、ワクワクするような、夢のあるスィーツ。


これが当たれば、店は大丈夫なはずだ。



俺は、スィーツのデザインのことで頭がいっぱいだった。


真菜を放ったらかしにしたことを、真菜が悩んでいるなんて想像もしていなかった。


真菜はいつも、俺を信じてくれていると思っていた。
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