あなたに溺愛
目を閉じると、最近よく眠れなかったせいか疲れが出てきて、眠くなってきた。


しばらくして、背中に、ふわっと、なにかが掛けられたような気がして、

驚いて、見上げると、

瞬があきれ顔で立っていた。


瞬は、私に上着を着せて、立ち上がらせてくれる。


「こんな寒いところで、何してるの?」



数日ぶりに聞く瞬の声に、

感動して涙が止まらない。
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