君だから。
「もぉー、葵。仕方が無いなぁ」
やれやれと凛は私の背中をポンポンしてくれた。
やっぱり凛はお母さんみたい。
私はそんなふうに思った。
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「葵ちゃんは何にする?いっぱいあるよー」
練習が終わった放課後。
私たちは約束通り最近人気のカフェに行った。
店内はポップな感じで、女性客がとても多い。
そして今、友梨奈ちゃんが私にメニュー表を差し出してくれた。
チョコレートにストロベリー、チョコバナナなど様々な種類がある。
どれもおいしそうでとても決められそうにない。
私がどれにしようかメニュー表とにらめっこしていると友梨奈ちゃんがオススメを教えてくれた。
「このスペシャルストロベリーパフェが人気だよ〜」
友梨奈ちゃんがオススメしてくれたのは限定メニューでたくさんのイチゴにチョコレートソースがかかったものだった。
「あ、おいしそう〜!私、これにするね!」
「じゃあ、決まりだねー!」
「お待たせしましたー」
という声とともに店員さんが4人分のパフェを運んできてくれた。
「わぁ〜」
運ばれてきたパフェはメニューで見たのよりもおいしそうで思わず釘付けになってしまった。