嫌いな体


ほら、ビンゴ。


思ったとおり、俺はでかい倉庫に案内された。
もちろん女も一緒に。


「おまえ‥ユミと何してた」


男は俺を眉間にすごいしわを寄せて睨む。


おー。これは本気モードだ。


「別に?おまえみたいな男より俺の方が良いってさっ」


すると、男は顔を真っ赤にした。
男の怒りは爆発したようだ。


「てめぇ!ふざけてんじゃねぇぞ!!!」


大きく拳を後ろに振る。
これは喧嘩モードだな。
上等じゃん。


俺は体を下に下げ、拳をかわし、男のみぞに拳を一直線に打ち噛ました。


鈍い音とともに、男の顔は歪む。


「ぐはっ‥!」


男は倒れ込み、唾をだしながら咳をしている。


「おいおい。一発で倒れちゃうか?」


俺は鼻で笑った。


すると、男の顔はさらに赤くなる震えていた。


「くっそ」


男が悔しそうに呟いたその時‥


――ガラッ!
突然倉庫のドアが開きいた。


「おーい?タケル。来てやったぞー?」


ちゃらい格好をした奴らや、ごっつい顔した奴とかたくさんの人数がゾロゾロとやってきた。


来たよ。このパターン。
さっき電話してたのは、そういうことか。


「ははっ!ざまーみろっ!電話で言ってたのはこいつだよ!」


倒れた男は、俺を指で差し、まるで自分が勝ったかのように笑う。


俺の周り男達がゾロゾロと囲んできた。
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