迷惑な運命
ヘンな関係
ー昼休みー
「結愛!お昼一緒に食べよ!」
お弁当を持った香織が来てくれた。
「でも香織、いつも他の人と食べてるよね?」
香織がいつも他の人とお昼を食べてるのは
お昼に教室にいない私でも知ってる。
「いいのいいの♪今日は結愛と食べたいの!」
京香と茉莉に断りのメッセージを送って、香織と机をくっつける。
お弁当を広げていると
「あれ?結愛が教室でお昼なんて珍しくね?」
中谷君がやって来た。
うん。あんたのせいで、友達がろくに作れなかったからね!
と心の奥で突っ込んでいると、中谷君が机をくっつけてきた。
「ちょっとなにしてんの?!」
「えっ?一緒に食べようと思って…いいでしょ。」
なにいってんの?!
香織との時間を邪魔しないでーー!
私が中谷君を睨んでいるのを見て、香織が声を上げた。
「いいじゃん。中谷たちも一緒に食べよーよ!」
香織の一言で、私と香織と中谷君、都築君の4人でお昼を食べることになったのだった。